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絹は体内の毒を排出させる

近年はスギ花粉が大量に舞って、アレルギー性鼻炎の人にとっては大変つらいと思います。

30歳の主婦の荒川さん(仮名)も、アレルギー性鼻炎で、くしゃみ、鼻水に悩まされ、今春私のところに見えました。私と話をしている間も、鼻をかみ通しで、ときどき激しいくしゃみをしていました。

ちょっと太りぎみだったので、食生活について伺うと、ケーキなどの甘いお菓子が大好きで、よく食べるそうです。また、添加物の入った食品もしばしば食卓に載せるということです。

これらの食品は、体に害を与えます。体にとって害となる物質を、体内に溜め込ませるのです。これに対してアレルギー性鼻炎の症状は、体内に溜まった毒を体の外に排出させる作用(排毒作用)の一種といっていいかもしれません。つまり体の外に毒を出そうとして、くしゃみや鼻水が出ると考えられるのです。

私は、荒川さんに食生活を見直すことと、絹の下着を着用することをお勧めしました。食事は無農薬の玄米と野菜を中心にします。これらには有害な物質が含まれていないので、体内に毒が蓄積することがありません。また、絹には体内の毒を体の外に出すものとして、昔から愛用されてきました。絹の排毒作用は強いとされているのです。

さて、荒川さんにはスカートではなく、ズボンを履いてもらいました。スカートでは下半身が冷えるからです。そして、ズボンの下に、絹のレッグウォーマーを使用するようにお勧めしたのです。ちなみに、このレッグウォーマーは、くずまゆといって、値段の安い絹からつくられたものです。

靴下は、重ねて履いてもらいました。まず、5本指に分かれた絹の靴下を履き、次に普通の形の綿の靴下、その次が普通の形の絹の靴下というように、絹と綿の靴下を交互に4~5枚ほど履くのです。

こういう生活を続けたところ、鼻炎の症状は少しずつ緩和していきました。そしてしばらくたつと完全によくなったのです。たぶん、来年は鼻炎に悩まされることはないでしょう。万一、鼻炎の症状が出るとしても軽くなるでしょう。

 

さわやかな毎日が送れる

荒川さんは、アレルギー性鼻炎の以外にも、貧血ぎみで朝起きるのつらく、疲れやすくて、冷え症で、ときどき偏頭痛もすると訴えていました。これらの症状も、2~3ヶ月後には、すべて消失したのです。朝の目覚めがよくなって、さわやかな毎日が送れるようになった、と非常に喜んでもらえました。

ところで、絹は毒を出すばかりでなく、保湿性にも富んでいます。この性質は、冷え症の人に最適といえるでしょう。冷え症の人は、冬はもちろん、夏でもクーラーによって冷えに悩まされます。絹の下着をつければ、冷え症が改善されるのです。また、絹は汗を吸い取り、しかも綿のように長々とべたつきませんから、着心地もさっぱりしています。

このようにいいこと尽くめの絹と反対に、化繊は体に悪い影響を与えます。化繊が肌につくと、生命エネルギーが奪われて、活力が失われていくと考えられるのです。

ですから、下着は上から下まで全部絹を着ることをお勧めします。また、上着でも肌につくものは、絹か綿にしてください。化繊を使わないことが大切です。

 

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